天文雑学から
天文が好きなので、「天文雑学」のメルマガを時々見ます。
今日の、天文雑学です。
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冬の大三角の一角を担う「こいぬ座」。
α星のプロキオンは、シリウスに先駆けて
地平線から姿を現します。
今日は、「こいぬ座」の物語をご紹介しましょう。
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「僕の名前は、メランポス。
アクタイオン様の猟犬だ。
アクタイオン様は狩りの名人なんだぜ。
アクタイオン様は、いつも僕と一緒に大活躍さ。
あ、獲物だ。
それ!
・・・ふっふっふ。
大きな鹿を一発で仕留めたぜ。
僕がこうやって、獲物を仕留めると
アクタイオン様は、いつだって、
『よくやったぞ、メランポス』って言って
頭をなでて下さるんだ。
アクタイオン様~、
今日も獲物をしとめましたよぉ。
ワォォォォオオン」
メランポスは、
立派な鹿を倒し、主人アクタイオンを待ちます。
しかし、どうしたことでしょう。
今日に限って、アクタイオンは
姿を現しません。
「ご主人様~、アクタイオン様~
ワオォォオオン」
なかなか現れないアクタイオンを待つ
メランポスの瞳には、涙がいっぱいです。
実は、アクタイオンは、女神アルテミスの呪いで
鹿の姿に変えられていたのでした。
鹿?
そうです。
先ほど、メランポスが倒した鹿の正体は、
実は、主人アクタイオンの
変わり果てた姿だったのでした。
「ご主人様~、アクタイオン様~
ワオォォオオン」
帰らぬ主人を目に涙を溜めて待つメランポス。
こいぬ座のβ星ゴメイサ (Gomeisa) は、
「泣きぬれた瞳」という意味の名を持つ
3等星です。
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昨晩、月の下の方で、青いダイヤの様に光っていたのは、シリウスでした。
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