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2022年3月22日 (火)

「牡羊座」天文雑学より

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 ★【神話】春分点 羊のマークは おひつじ座

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03月21日(月)00時33分:春分(太陽黄経0°)

 昨日は、「春分の日」。

 西洋占星術では、

太陽が黄経0°~30°の間に位置していた時に生まれた人を「おひつじ座

生まれ」としています。

春分点から黄道の1/12を「おひつじ座生まれ」に割りあてているのです。

 

現在、「春分点」は、うお座の中にありますが、占星術が誕生した頃は、

地球の歳差運動の関係で春分点がおひつじ座の中にありました。そのた

め、現在でも「春分点」のマークにアルファベットの「Y」の文字に似た

「Υ」の記号を使用しているのです。(?)

 

おひつじ座うまれは、今年の太陽の動きでは

2022年03月21日00:33~04月20日11:24 の間に

誕生した人が該当します。

 

「おひつじ座」は、秋の夜空で輝く星座です。誕生日の頃は、星座の「

おひつじ座」の近くに太陽が位置するため夜空では見ることはできません。

 今日は、おひつじ座に伝わるギリシャ神話を紹介しましょう。

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フリクソスとヘレは、仲の良い兄妹でした。

しかし、二人がまだ幼い頃、二人の生みの母ネペレは、病で亡くなってし

まいます。そして、2度目の母親は、二人に優しくはありませんでした。

 「お母さま、僕たちの本当のお母さま。 どうぞ、僕たちを助けてください。」

 二人がお祈りをすると天から金色に光輝く牡羊が姿を現しました。

祈りが神様に通じたのです。この金の牡羊は、

母ネペレが神様ヘルメスから授かったものでした。

 フリクソスとヘレは、牡羊の背に乗り、金の牡羊は、二人を乗せ空へ舞い上

がりました。

そして、もの凄い速さで東の国コルキスを目指して飛んで行ったのです。

 ギリシャを過ぎ小アジアに差しかかったときのこと。それまで、固く目

を閉じていた妹のヘレが、そっと目を開き下を見てしまったのです。

あまりの高さに目がくらんだヘレは、思わず手を離してしまいました。

 「しまった!」牡羊が振り向いた時には、ヘレは、海へと落ちてしま

った後でした。

・・・この時、振り向いた牡羊の姿を星座にしたものが「おひつじ

座」です。

 ヘレの落ちた海は、彼女の名前をとって「ヘレスポントス

(Helespontos)」と名付けられました。

この海は、地中海と黒海をつなぐ海峡付近にあたり、現在は古代都市

「ダルダネス」の名をとって「ダルダネス海峡」と呼ばれています。

 悲しみに暮れる兄フリクソスに牡羊は、そっと「勇気」を与えました。

コルキスに到着したフリクソスは、この地で幸せに暮したということ

です。

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