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2007年9月28日 (金)

十五夜

 今年の十五夜のお月さんは、出てくるのが早かったように思い

ました。皆さんの所はどうだったですか?

いつもは、日暮れて真っ暗になった空から、大きな大きなお月さ

まが、岩戸山の山ぎわに上ってきます。まるで、初日の出を待つ

ようにみんな今か今かと待つものだったようでした。

今年は、まだ暮れなずむ空に、まるで朧月のようにでていたのが、

ちょっと不思議な気がしました。そのうちすっかり暗くなり月の光は

こうこうと照りだしました。空気はお昼の夏日の暑さを残したままでした

が、空はまぎれもない中秋の名月でした。

昔、十五夜の行事で、部落ごとに子供たちがおじさんやお兄さん達と

前日に山にカヤを取りに行くものでした。カヤを沢山収穫したら、カヤ

を束ねて頭からかぶって町に降りて、町を練り歩きます。

  「十五夜のお月は はよう出ておじゃれー

  子供は 、 は よろこーび 綱を引く

  あやぁーんとな  あやぁーんと せっせ 」

 と歌いながら行列を作って歩きます。

カヤは後で、おじさん達が、束ねて大きな綱を作ります。十五夜の晩

にこの綱を引きます。

もう半世紀くらい前の話になりますね。頭にかぶった草の香りを

今でも思い出します。

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