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★【神話】カラス座は カァカァ烏の カカァリン
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「からす座」
「鳥の星座だ。
春の夜空にあるのか・・・」
では、今日は、カラス座の烏、カカァリンのお話をいたしましょう。
「あれ? それって、ギリシャ神話??」
物語のベースはギリシャ神話ですが、カカァリンの名称は、オリジナルです(笑)
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オイラの名前は『カカァリン』…星のカラスさ。
誕生日は、(1934年)03月09日。(1961年)04月12日には、初飛行を果たし、
7年後の(1968年)03月27日、星になった!
え?「カラスは、真っ黒で気味が悪い」って?
ちっちっち・・・オイラは、金ぴかカラスなのさ。それに賢い。人語自由に聞いたり話し
たりできる・・・。そう、オイラのご主人様は太陽の神様、
アポロン様なのだよ。
今日は、オイラが星になった時の話を紹介することにしよう。
その日、オイラは『おつかい』に出かけた。もちろん、アポロン様の命令だ。
『神様のおつかい』だぞ。
ところが! だ。
オイラの目の前に素晴らしいブドウの木が現れた。このブドウは、どんなに美味しく
実ったかをオイラに試してもらいたがっているんだなぁ。
・・・でも、おつかいの途中なんだがな。
ブドウは、美味しそうだ。
・・・道草食っている場合じゃぁないんだけどな。
「ちょっと…ちょっとだけだからぁ~」
オイラは、ブドウを1つまた、1つと食べ始めた。「あぁぁぁぁ…美味しいぃぃ~~~…」
こんなに美味しいブドウは…これまでに…食ったコトがない。
ブドウをたらふく食ってしまったオイラは、すっかりいい気持ちになって、
いつのまにか眠ってしまっていた。
「ふぁ、ふぁ~ふぁぁあくしょぉい…」オイラは、大きなくしゃみをして目を覚ました。
傍らに何者かの気配がする「誰だ!!」
見ると、そこには、小さな蛇が一匹がいた。
「そうだ!」
オイラ脳裏に一瞬で素晴らしいアイディアが閃いた。
・・・その時は、素晴らしいって思ったんだよな・・・
オイラは、その蛇をくわえると一路アポロン様の所へと飛んで行った。
「アポロン様ぁ~…」
アポロン様は、ゆっくりと振り向かれた。
『カラスくん、おつかいは、終わったかな?』
「この蛇めが…ワタクシの行く手を阻むのでございます。
ワタクシもアポロン様からの任務を遂行すべく頑張ったのでございますが、この蛇めが…」
オイラは、アポロン様に蛇を突き出した。
アポロン様は、ニコリと微笑まれた。
『カラスくん、ブドウは、おいしかったかね?』
「はい、そりゃぁもう! ・・・って、あ、あ、あゎあゎあゎ・・・」
しまった。
アポロン様は、神様だ。何もかもをお見通しだったんだ。
オイラは、真っ黒な姿に変えられた。
言葉も取り上げられた。
そして、夜空に張り付けになった。
闇夜の烏は、見えなくて…釘の頭が光ってる。
春の夜空に四つの星で作る四角形…からす座。
これは、オイラを夜空に貼り付けた
釘の頭が光っているものなんだ。
天文雑学からでした。
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